【完】素直になれよ。






な…なにしてんの??

"どうゆうこと?"


首元に腕を巻きつける織川に、そう目で訴える。


織川はそんな私を見て、
ただ一回ニヤッと笑って

ギュゥッと抱きしめる力を強くした。




「へ…?」



思わず間抜けな声がでる。


な…なにしてんの、こいつ…!

私も私で…どうしてこんな、体火照ってんの…?


ドキドキしてんの?


なんで…振りほどかないの…?




「俺はね…こいつの、兄貴だから。」


……は?


「だから…健気で純粋な妹に……」

そこまでいって
スゥッと息を吸う織川。

そして、いままで聞いたことのないような

低い声で言った。



「軽々しく触って欲しくねーんだわ。」