【完】素直になれよ。





気づけば周りの人の視線はほとんど

俺たち二人に注がれていた。



バスの中ってことをすっかり忘れていた。



「もういい、私寝る。七つ目のバス停で起こして。」


「勝手なやつ…」


「……。」



静かになったかと思うと

首を通路側にもたれさせて
スースー息を立て始めた。



いくらなんでも早くね…?



半信半疑で久留米の顔を覗く。



マジで寝てる。



さっきまで保健室で寝ていたくせによくまた寝られるよな…。