【完】素直になれよ。







「別に。」


ふんと織川から視線をそらす私。


「お前、感じ悪いぞ。」


なんだって?



「あんたに言われたくないんだけど。」

「...んだと?」


負けじと織川をまた睨みつけると

織川は眉間にしわを寄せて顔を近づけてきた。


光に反射して光る眼鏡が不気味だ。




「はいはい。喧嘩してないで俺の話を聞いてください。」




パンパンと手を叩いて
私たちの仲介に入る先生。



私は仕方なく視線を先生の方に向けた。




「で...昨日サボった罰として、君たちにはプール掃除をしてもらいます。」




......いまなんて?



目の前で天使の笑顔を見せつける先生に向けて

私は首をかしげた。