【完】素直になれよ。








―――――「やめっ。」




試験監督の先生の声が教室に響き渡った。




「おわった~」


「これで落ちたら留年か?俺ら。」


「マジ?それは勘弁。」



...はは。


後ろで話す男子二人の会話を聞いて、思わず苦笑い。



てゆーか再追試なんて、男子二人と私の三人しかいないし、これ相当やばいんじゃ...。





...って、そんなこと考えてる場合じゃない!




時計を見上げて、ダッシュで教室を飛び出した。









――――――ガチャッ




家の扉を素早く開いてローファーを脱ぎ捨てた。