そっかあの日、あのとき…。
私が東堂渉に廊下で告白されていたとき、李奈や李奈の周りの子達はそれを見ていた。
そのときに李奈はきっと……
周りの子達に"久留米衿華は男遊びが激しい"なんて言って、
東堂渉を止めさせようとしたんだ。
「あなたが思ってる通りだよ。ぜーんぶ。」
「……。」
「私が言うことならみーんな、なんでも信じちゃうんだよねぇ。
だからあのときも、ただ男遊びが激しいらしいよって言っただけなのにさ…
あの子たち私が彼のこと好きだって知ってたから、
すぐに動いてくれたんだよね〜。」
あの子たちっていうのはきっと、
私が告白されていたときに…
____…『東堂くん騙されてるよ。男遊び激しいんだよ?この人。』
そう言った子達だ。
その子達はきっと知りもしない。
自分が李奈に操られていたなんてこと…。



