【完】素直になれよ。





なんだ…。


最初っから、こーゆうつもりだったんだ。


気に入らない私を痛めつけたかっただけなんだ。



「あんたのことなんて、信じるわけないでしょ?どれだけのことしてるか分かってんの?」



優子の冷たい言葉が上から降ってくる。



少しでも信じてほしいだなんて、願った自分がバカみたいだよ。



「なんもしてないんだけどなー…」



呆れて涙も出ない。

むしろ笑いがこみ上げてくる。アホらしすぎて。



「…なに笑ってんだよ!」



ドンッ。


優子の言葉とともに飛んできたものは、今度は手じゃなく、足だった。



「痛…っ。」



首にヒットした蹴りで、座ることすらできなくなってしまった私は


情けない格好で伸びていた。