【完】素直になれよ。






お願い、信じて____…。



「サエ。ダメだよこいつのこと信じたら。」


そう言って横入りしてきたのは優子だった。


「う、うん。わかってるって…」


サエは戸惑いながらも優子の言葉に頷いた。



…なんで、なんでなんで。



「私、ほんとにそんなことしてないんだから!」


パンッ_____…!



今度私の頬を引っ叩いたのは、優子だった。


優子はサエよりいくらか力が強かった。


私の身体はドンッと鉄の扉に叩きつけられて、


そのまま地面に崩れ落ちた。



「…っ……。」



痛い。


こんなに大きな音してるのに、誰も助けにきてくれないの?




あぁそっか。だからこの子達はココを選んだんだ。



校舎から離れていて、全く様子が伺えない、体育倉庫の前を。