「もしかして、そんなことで私をここまで連れてきたわけ?」
呆れてため息を着いた。
「そんなこと…?」
「そんなことでしょ。あんたら勘違いしてる。勝手に噂に流されて、自分の意思なんて全くない…。そうでしょ?」
「どうゆうことだよ。」
優子は一歩前に踏み出して私を見下ろした。
「私は男好きなんかじゃない。大体、織川を奪ってなんてない。」
奪うなんて出来ない。
だってあいつは、私の前から…いなくなっちゃったんだから。
「この後に及んで、よくそんな嘘がでてくるよな。」
…嘘?
優子は後ろの女子たちにそう言うと、女子たちはクスクスと笑って頷いた。
…やっぱり、信じてくれないんだ。
私の言うこと、全部。



