【完】素直になれよ。







―――――――...


私は織川を人気のない非常階段まで引っ張ってきた。



立ち入り禁止区域だけど、扉に鍵がかかっていないと知っていた私は迷いなくここに来た。






「こんなとこまで連れてきて...何の用だ?」


「......。」



さっきも思ったけれど、織川...どこか素っ気ない気がする。


保健室で会った時とは人が変わったみたいに。




「......なんか、話があんだろ?」



...なのにやっぱり、こうやって私の顔を覗き込んでくれる。



ずっと...ここで、二人きりでいられればいいのに。





って...こんなときに何考えてんだろ私......。