【完】素直になれよ。






「無理だよ...。」



あんなもの見せられて、告白なんてできるわけない。



このまま本当に、

あの夢みたいに、

織川がいなくなっちゃったらどうしようって。




でももしかしたら...


もう離れていってるのかもしれない。




「......衿華もしかして、前に織川くんと一緒にいた女の子の事...気にしてるの?」




紗希は心配そうに私の顔を覗き込んだ。



「違うよ。あの人は織川のお姉さんだったんだ。」



「えっ、そうなの?!」



目を見開いて大きな声をあげる紗希。


驚くよね。私もビックリしたもんなー...。





「じゃあ、なんで?」



首をかしげる紗希に、私は一週間前にあった出来事を話すことにした。