【完】素直になれよ。








俺の言葉を無視して

鼻をすすり続ける。



......なるほどね...


どおりで顔を隠してるわけだ...



「へー...そーやって男釣ってんだ?」



メガネの位置を直しながら言う。



「嘘泣きってことくらい分かってんだよ、こっちは。」





俺はもともと女を好かない。


久留米は他の女よりはサバサバしてそうだし

俺に付きまといそうもない。


だからこいつを選んだ。




けどやっぱ...

男なら誰にでも、色目使うのな。





「俺...男を喰いもんにする女が一番嫌いなんだよ。」


「......」


「俺はそーゆう女に落ちるような...簡単な男じゃねー」




俺は久留米を睨みつけた。