【完】素直になれよ。







純粋そうな目をくりくりとさせて、

不思議そうに私の顔をのぞいてくる。




「これ私の仕事だから。もう帰りなよ。」


そう言って睨みつけると、
彼は屈託のない笑顔でまた私を見つめる。



「遠慮しないでよ。」


「してないって......」


「これ、この辺に貼ればいいんだよね?」



スッと目の前を影が通り過ぎたと思ったら、


それは東堂渉で...。


いつの間にか
私の手からポスターを一枚抜き取って


それを窓に合わせていた。




「......なに、企んでるの?」


「え?」



私は上目遣いで
背の高い彼を見上げて言った。



「悪いけど...あんたのこと、私そうゆう目でしか見ること出来ない。」