派手な顔つきに派手な格好。

美人だけどきつそうな顔。



噂を聞いた後に
久留米本人を見たときは

イメージ通りのやつだと思った。




そして案の定




副委員長を決めるときに


久留米は手を挙げなかった。




だから俺は

うっとうしくなくて
一番楽そうな久留米を、副委員長に選んだ。






「織川...くん。」


「......ん。」


「なんで私が副委員長なの?」




......。



俺は久留米のその質問に
思わず手を止めた。




「...あんた楽そうだったから。」


「...は?」


「まぁそーゆーこと。」