【完】素直になれよ。





気付いたときには
私の腕は勝手に織川の背中に回されて


ぎゅっときつく抱きしめていた。



もう…なにやってんのかなー、私。




そんなことを思いながらも
私の身体を同じように抱きしめ返してくれる織川に

嬉しさでいっぱいだった。





「俺は…ずっとここにいるから。」


そう言う織川に頭を撫でられて
私の心はまたくすぐられる。



「バカ…ずっとは無理でしょうが。」

そう言うと

「この俺が…簡単にお前から離れるとでも思ってんのか?」


挑発するように返って来る言葉。


いつもならムカつくはずなのに

変なの…全然、そんな気になれない。



そんな私を見兼ねてか
織川はふと笑みを漏らした。




「安心しろ…。ずっと…ずっといてやるから。」


「……うん。」



ダメだ私…

相当織川のこと…。