だけど
「まぁいいんじゃない?」
「そうそう、忘れられる位なんだから...きっと大したことないって。」
大したことないって...
私の存在が?
...このまま見捨てられるの?
「ちょっと...待ってよ!!!」
必死でそう呼びとめても、誰も振り返らない。
何回も何回も叫んでいるうちに
クラスメートたちの姿は
吹雪の中に消えていた。
「......なん...で...?」
私は消え入りそうな声で呟くことしかできない。
そんなときだった。
「おい...お前なにやってんだよ、そんな格好で。」
冷たい雪の上に
ぺたんと座り込む私を
そう言って覗き込む...織川が現れた。



