【完】素直になれよ。








そのときちょうど

木々の向こう側に見える
クラスメートたちの歩く姿。



私と違って、
みんなあったかそうなウェアーを着ていて


楽しそうに歩いている。




「...あの!ここに私もいます!!!」



その距離では十分届く声のボリュームで、私は助けを求めた。




「あれ、なんか聞こえなかった?」


「......そう?」


「てゆーか一人...忘れてるような気がするんだけど......」




クラスメートたちの会話が
嫌ってくらいはっきりと私の耳に届く。



こんなに吹雪いているのに...変なの......。




「それ...私です!!」


出来る限り大きな声で私は叫んだ。