体操着に着替えて
体育館シューズを履く。
...トイレ行きたい......。
私は準備万端にしてから
体育館に行く前にトイレに向かって
個室に入った。
用を済ませて扉を開けようと、ドアノブに手をかけたそのときだった。
「ねぇ、聞いた?織川くんの豹変っぷり。」
「なに...?それ。」
織川...?
その名前を聞いて
私は思わず手を止めてしまった。
扉の向こう側で聞こえるこの声は
うちのクラスの女の子のもの...。
私がトイレに入った時は
誰もいなかったから
きっと
体育の授業に備えて髪を結ぶために
トイレの鏡の前に来たんだろう。



