【完】素直になれよ。






プリクラを撮ったあとも
俺と久留米は

カートレースのゲームとか
対戦ゲームばっかして

時間を過ごした。



気づいたときには日が沈んでいるほど

あの空間で久留米といる時間は短く感じた。



「ゲームセンターかー。衿華ちゃん好きそうだもんな。」


そう言ってクスッと笑う桜井。


「楽しそうだった?」


「…まぁ、あいつにしてはよく笑ってた方だと思うけど。」



そういいながら
久留米の屈託のない笑顔を思い浮かべる。


あいつが悔しがったり

俺を怒りの目で睨んできたりするあいつの表情も


俺は嫌いじゃない。



けどあいつの笑った顔は

何に代えてもみたいと思う。



あの嘘のない笑顔は
久留米にしかできない。