それならそうで

私にとってはありがたいこと。




早く決めて早く服を買いに行きたい。




「沢山いるなぁ。じゃんけんで決めるのもいいけど...ここはやっぱり、委員長の織川に決めてもらおうか。」



コクコクと頷く桜井先生。



その言葉に
手を挙げている女の子たちはざわつく。



「じゃあ......」


織川が口を開くと

女の子たちはみんな息を呑んだ。




私は関係ないからもちろん
そんな必要はないけど...。



って


そう思っていた矢先。




「久留米さんにお願いします。」



織川が選んだのは


「...え?」




この私だった。