「じゃあ...行くか。」 「......は?」 すっとんきょーな顔をした久留米の手を取って言った。 「俺がお前を...振りまわしてやるよ。」 「えっ...ちょ......意味分かんないんですけどっ」 そう言う久留米を無視して 俺は彼女の手を握りながら、裏門から学校を飛び出した。 お前が落ち込んでんなら お前が泣いてんなら 絶対俺が取り戻してやる。 お前が笑うまで 気のすむまで振りまわしてやる。