【完】素直になれよ。








「あー、美優。こいつ家まで送ってってやって。」


「え。私?」


「俺、免許もってないし。」



放心状態の私には
そんな2人の会話が頭に入るわけもなく...。



そのまま呆然としていたら



「じゃ、行こうかっ!えーっと...名前は?」




と、いつの間にか目の前にいた美優さんに話しかけられていた。




「...え...あ......久留米衿華...です。」


「可愛い名前~!んじゃあ、衿華ちゃんのお家までこの私が責任もってお送りいたしますっ」


「はあ...」



可愛らしく敬礼をする美優さんに少し圧倒されながらも

私は玄関までついて行った。




「衿華ちゃん。車出してくるから、ちょっとここで待っててくれる?」


「あ、はい。」



...って、え?車??