【完】素直になれよ。








......さ...そろそろ私も帰らなきゃ。



私はイスを引いて立ち上がり、
織川の分も一緒に食器をキッチンまで運んだ。



「も~結斗いるなら早く開けてよねぇ~」


えっ......。

玄関の方から聞こえる...聞き覚えのある甘い声。



2人の足音がこちらに近づいてくる。




......美優さん...?




「...あれ、この前の......」


ダイニングに入って私を見つけた美優さんは、目をぱっちり開けて驚いてる様子。




なんでこんな時間に...美優さんが...?



彼女だから...?




胸を刺す痛みが増していく。




私はしばらくそこを動けないでいた。