【完】素直になれよ。






「......プッ...」




怒りで取りみだした私を見て吹きだす織川。



そして大爆笑。



「......笑い事じゃないし...」


「わりぃわりぃ...。なんかムキになってるお前が面白くてさ」



そう言ってまた大きな声で笑い出した。




この前...プールで笑顔を見たときは......


こんな風に笑うんだって、ただそれだけ...それだけだったのに。





今...子供みたいに、無邪気に笑ってる姿を見ると......


また、変な感じ。




腹の立つことを思い出したのに、

私...つられて笑ってるし。





ピンポーンピンポンピンポンピンポーン...!




「...あーうるせぇ...誰だよ...。」


鳴りやまないチャイムに、少しイラっとした感じの織川は

玄関まで行って鍵を開けた。