【完】素直になれよ。







『ねね、名前なんて言うの?』



それがあの、三島李奈だった。



そう......

可愛くてやわらかい雰囲気で、

みんなの人気者。



―――――『あっ、これから暇な人たちでカラオケ行こうよ!!』



あの始業式の日も、
李奈がそういえば人が集まった。




李奈は私が高校に入ってできた、最初の友達だった。



入学して一週間もたてば、
李奈のグループには私を含む女子数人が集まるようになって



授業が終わるたびに
李奈のもとに集まって話をするのが日課になっていた。




『...ねぇ、私ね...好きな人いるんだぁ...』



李奈がそう言ったのは、
いつも通り...授業の合間の休み時間。