【完】素直になれよ。









「......うまいじゃん。」




いつものように口角を持ち上げて、ニヤッと笑う織川。



「ほんとに?」


「マジ。」



...よかった......。


私はほっと胸を撫でおろした。




「あ...。お前、親に連絡した方がいいんじゃねーの?」



珍しく心配そうな顔で織川が言った。



「まだ7時前だし...大丈夫。お母さん帰んの遅いし。」


「...共働き?」


「お父さんは...単身赴任で今いないから。」


「へぇ...」



コクコクと頷きながら
あっという間にハヤシライスを平らげた織川。



なんか...変な感じ。



こんな風に、織川の家で2人で夕飯食べてるなんて...。