【完】素直になれよ。








大体...

なんで織川の言うとおりに私、料理作ってるの?




「はぁ......」


最近の私って...なんかよく分からない。




「うまそーじゃん。」


「わっ!?」



耳元をくすぐるような低い声が聞こえたと思ったら、

背中に熱い体温を感じた。



お玉でルーをかき混ぜている私の後ろに、織川がきたんだってことはすぐに分かった。




「...座っててよ......。」


ため息交じりにそう呟くと


「はいはい。」と言ってダイニングテーブルを囲むイスの一つに、織川は座った。




どうしよう......


背中に感じた熱が、

耳元に感じた吐息が...離れない。