「天敵...?」
美優さんが首をかしげた。
「そうです。私、この人のこと.........」
私は織川を指さして
美優さんに"この人のこと嫌いですから"...って
そう言おうと思ったのに...
「結斗のこと...なに?」
口を紡いだ私をまた横から覗きこむ美優さん。
「あ...えと...この人の事...ほんとになんとも思ってないんで...」
なんで...?
なんで嫌いって...言えないのよ...。
「じゃ...私はこれで。」
「あっ...おい久留米!」
逃げるようにその場を去った私に
後ろから声を投げかける織川。
なんなの...?なんなのこれ......?



