【完】素直になれよ。






私が振り向くと
美優さんは少し頬を膨らませて

ベージュ色のスカートを揺らしながらこちらに来ていた。


やっぱり可愛いな…この人…。



「なんで私おいてっちゃうの?!」



美優さんは織川の方を向いて怒鳴っていた。


「うるせーな…いーだろ別に。」

「よくないよ!女の子をなんだと思ってんのあんたは!」


す…すごい…

なんかもっと
おしとやかで静かな人だと思ってたけど……


「ところで…もしかしてあなた結斗の…」


美優さんが私の顔を覗き込んで言った。



「ち…違います!こいつとはただの…天敵なので。」


変な誤解でもされたら大変。

いくら相手が織川でも、
カップルを壊す趣味はない。