ノートパソコンにうつる二人を呆れた眼差しで見つめたけれど心なしか安堵の息をつく星君の腕に持たれた私に画面の中の梓ちゃんはヨウちゃんの腕をしっかりつかみ笑顔を浮かべた。



桜の舞う季節…別々の場所や形で二つの恋が始まる。


そして私達は私立 陽炎聖堂学園 高等部に入学して桜並木の中を二人手をつないで歩く。

「そーいえば……うさぎ店長が……お祝いのスィーツをご馳走してくれるらしいよ!!何食べたい??」