その時……扉を叩く音がしてパパが扉を開けるとルームサービスが運ばれてきた。 「まあ…綺麗なお花……」 ママの好きな花が添えられたオードブルにうっとりしたとき私は近くにあった鞄をつかみ扉に向かって走り廊下にでると…エレベーターのとこに梓ちゃんが手招きしてるのがみえてそのまま走りこんだ。 なんとか追っ手を交わしエレベーターに乗り込むと梓ちゃんは迷惑そうに眉間にしわをよせた。 「全く世話やかせるんだから!!」