「皐月ちゃんがいなくなって大変だったんだから……?? 皐月ちゃんはどうしてたの?」 「男子校にはいってましたよ!! ヨウちゃんのお手伝いしてた。」 小春さんの車の助手席にのり後ろの二人をサイドミラーでみながら話した。 「ほんと、皐月ちゃん!! あんなのでいいの?? 自分に戻ったのに男の姿の自分を探すようなバカだよ?」 相変わらずの小春さんの言い方に自然と笑みがこぼれた。