ーーーー気がつくと俺は机の上に突っ伏していた。



試験管の人が解答用紙を集めていた。

みんなようやく終わりほっとして荷物をまとめて試験会場をあとにするなか…俺は荷物をかき集め鞄に入れた後校門の前に急ぎ皐月の姿を探したけれど結局、皐月とは会えないままだった。


「ーーただいま……。」


いつもよりなんか声が低く感じたけど…気分がしずんでるからだろうと道場に入った俺をお祖父様が笑顔で迎えた。



「ーーーお帰り……。星!!」