雪が空からちらついていた。 学校の門前を陣取り参考書片手に受験勉強しながら皐月をまつ。 ちょうど一年前から始まったこの入れ替わり生活……最初はとにかく悪夢から始まったけど月日を重ねるたびいつの間にか心がお互いを求めてた……。 すれ違って離れたあとも変わらない。 今日がどんな日になっても君に会いたかった…。 だんだん門の前に……人が集まってきた。 いよいよ本格的に振りだした粉雪……。 俺は時計を見つめて受験票を握る。