「…あの剣道大会のあと皐月ちゃんから言伝てを預かったんだ。

君を見かけたら伝えてほしい!!って言われたんだ。
合格祈願の間に挟まってたメッセージちゃんと伝わったみたいだよ。」

「そーなんだ!! でもなんでメール送っても返信しないんだろ? なんか知らない?」

怪しむ俺をみてぶんぶんと顔を横にふった。

「理由はわからないよー!!
別荘での話とか何…話したのか教えてくれなかったしただ伝言預かっただけだからね。」