「まさか……お前にもフラレるとは思わなかったな。 全く高良の孫もじいさん似て迷惑なやつじゃ………。 ただし……ひとつだけ約束しておくれ………。」 お祖父様の約束の言葉に私はDr.哲が話していた王の代わりに眠りについた女性の話を思い出した。 「どうするかね? その約束が守れるのならお前に協力しよう。」 私は星くんからもらった2つのお守りを握りしめて涙でグシャグシャになった目を細めて微笑み頷いたーーーーー。