「その一抹の望みにかけるってことですか? それにしては……無謀なかけにでましたね。」 どこか俺の無謀なかけに気づいているのかもしれないけれどあえてこの時は甲原さんは反論することもなくただひたすら別荘にむかった。 皐月のお祖父様の別荘に辿り着いた俺達は皐月の両親ともにお祖父様を囲んだ。 「お祖父様、皐月に何をふきこんだんです!!」 「そうですよ。 今度はイギリスじゃなく…フランスに行きたいなんて………。」 間髪入れず部屋に入るなり皐月の両親はお祖父様に訴えた。 「なんの事だ? 皐月?」