「余計なお世話よ!!ほんと星くん無神経なんだから……!!人の気持ちも知らないで……!!」
梓さんは頬を膨らませて俺を睨んだ。
「そんなに皐月がいいの?? 皐月……星くんの考えに同意してくれるとは思えないけど……。」
吐き捨てるように平らげたお弁当をランチナプキンに包んだ。
「一緒に受験しようって約束した皐月を信じる事しかできないけど…皐月出会った時とすると格段と変わったと思う。
もっと、出会った時は臆病で泣き虫で……まあ泣き虫なのは変わらないけど…今は必死で自分で答えをだそうとしてる皐月を俺は信じたいんだ。」

