「星くん………?」 第一声がもう涙声でひたすら謝る皐月。 「謝るなよ。謝られたら俺達付き合ってるの悪いみたいじゃん!」 なんだかいつもの皐月の様子に逆に心配になってくる。 「………そうだね。星くんのとこも大変??」 スマホから聞こえてくる皐月からの言葉に俺は一瞬戸惑ったけど………。 「そっちだって大変だろ?」って聞き返した。 「マスコミの人とか追っかけの人とかお祖父様が稽古の邪魔だって……追い返しちゃった。」