嘘をついても言い訳をしても仕方ないと…思った。
だから素直な今の気持ちを正直にぶつけた。
「……そこまでいうからにはどんな事になっても覚悟があっての事だろうな。」
覚悟は決めてうなずいた。
するとお祖父様は大きな息をついた。
「まったく……高良の孫息子にはこう難題ばかり持ってきて困る。
今後、学校以外…皐月に接近禁止じゃ……。」
……言われると思っていただけに鈍く頷くしかなかった。
「ーーーあと、皐月が今後の進路のことをどう思っているのか直接ここにきて心の内を話すのがお前が自由になる条件だ。それによっては今後の行く末が決まる。」

