「もし彼が本当に高良君ならーー剣道の達人だからすぐわかるよ。」


「なるほど……もしそれで奴に勝ったら俺とヨリを戻してくれるか?」


なんだか良くない事を話してるように思えるのに周りの雑音にかきけされてよく聞こえない。


その後…単さんも人の群れに再び入ってきて星くんとヨウちゃん…梓ちゃんに手を引っ張られ再び校舎の中に逃げて裏庭から私達を待っていてくれた甲原の車に乗りふりきったけど…この日の会話が新たな波乱の始まりだとは思いもせず微かな不安をだけを胸に抱きお祝いの会場に向かった。