梓さんから突っ込まれヨウちゃんは「確かにそうだね…」といって俺の参考書をみて色別にわかれた蛍光ペンのとこを教え始めた。 「……梓ちゃんがお勉強おしえてるの??」 「あっ…!!ほら、学校もクラスも一緒だし……星くんから頼まれたからさー。 その辺は私、公私混同しないから!!」 ヨウちゃんに教えられながら聞こえてきた女子の会話がなにげに気になりながらふと皐月をみるとなんだか元気なく肩をおとした姿があった。