大きく頷いた俺は深く敬意をもって「ありがとう♪」と頭をさげているやりとりをしていたら
見慣れた集団が自分らを囲んだ。



「ごきげんよう。
湯本さんどーなさったの??
成績優秀者の張り紙みたら随分派手に落ち込んでたみたいだけどなにかありましたの?」


嫌みったらしく含み笑いをしながら単お嬢はこのときばかりに攻め混んできた。



「ご心配ありがとうございます!!

でも私の成績が落ちた原因まで心配していただけるなんて思いもしなかったですわー!!」


嫌みに対抗して強きでお礼の言葉をかえすと向こうは更に含み笑いを浮かべて更に近づいてきた。