「これは…ご挨拶が遅れてしまいまして…皐月お嬢様の執事をしています。 甲原ともうします。」


「ああ…あなたが甲原さんですか?
お話は息子から聞いています。
いつも息子がお世話になりましてありがとうございます。」


大人同士で挨拶と名刺交換をすました二人に私も星くんも慌てて挨拶する。


「お、お邪魔しています。ゆ……高良星といいます。」

「お、私もお邪魔してます。湯元皐月です。」


お互い言葉をつまらせて挨拶をするとヨウちゃんのお父様は優しそうな目を細めて笑った。