「今の皐月はそんなに弱くないわよ!! どんな事情かは知らないけど…皐月を信じてないからほんとの事いえないんじゃないの? まったく…カッコつけて隠し事なんて最低なんだけど!!」 「なんだよ!! それ??」 いきなり機嫌の悪い梓さんの言動に言い返すと突然、唇にリップライナーを押し当てられて思わず言葉を飲み込んだ。 そのまま梓さんは皐月のぷっくりとした唇に色をつけた上からグロスでしあげた。 「さあ………出来た!!」 梓の声に振り返った鏡に写る皐月の姿に俺は言葉をなくし息をのんだ。