思いがけないママからの留守電のメッセージの内容に私は大きく胸に手をあてて吐息をついた。




 「これからどうなるんだ…。

 俺たち…。」




 違和感を感じる身体に私達は途方もなくこれから先の事に頭を悩ませた。



 もちろん中身は違うといえど…本日、出会ったばかりの相手の家に行き平然と過ごせるほど…度胸も器量も持ち合わせてはいないしかといって中学2年生の男女が住み込みで働ける場所などなければ…その理由もない。



 考えれば考える程…暗礁に乗り上げた私達はひとまずうさぎ店長と店員さんのいる部屋に戻り一抹の事情を話す事となってしまったのである…。