「そんなことねーよ!!」 「言葉使い気をつけてね!!皐月ががさつに見えるわよ!」 図星をつかれ…ぐっと言葉をつまらせた。 梓さんの皐月、皐月と痛いとこついてくるのにおとなしく従うしかなくてされるがままにメイクは進む。 「俺や皐月だって全然困難がないわけじゃないよ!! 皐月のお祖父様には俺認められないと…皐月だって政略結婚あり得ない話じゃないし……!!」 「えっ?? わっ…変なこというから眉が歪んだ!!」