「ち……違うって??何が??」


露骨にしかめた眉間を突然梓さんは伸ばしながら寂しそうな表情を浮かべた。


「ヨウちゃんは優しいし私の事を一番に考えてくれるけど……いつも私の事を優先してくれて自分のこと後まわしだし…それにほんとはわかってるんだ……。
私がヨウちゃんの事を学校で仮名で呼んでたりヨウちゃんとのことを学校のクラスメートにばれないように振る舞ったりしても怒らずにいつもその通りにしてくれたのも私を大切に想ってくれたからだって…。」


「まあ、確かに…変な関係だよな!!
俺だったら俺ってそんなに昼間につれて歩くの恥ずかしい存在かよ!!ってキレるかも……!!」