小春さんに見守られて私達の約束は固く結ばれたままひとまず道場をでた。



「今度…一緒に皐月のお祖父様のとこ行こうな!!

……それから…」


小春さんが車をだすのを待つ間に星くんはキョロキョロと周囲に誰もいないのを確認して声を潜めた。

「こんな状態のままだけど…俺達付き合わないか?」


「えっ………??」


「あっ……いや…順序が逆になったりしちゃったし……そのもしよければだよ!!」


恥ずかしそうにうつむき加減で星くんから言われた言葉に私は嬉しくて思いっきり頷いた。



「うん………。あっ、でも梓ちゃんになんていおう。」