「そーだったんだ……。でも、星くんの家にも私の家に飾ってあった同じ写真あったよ。」 「知ってたのか?」 こくり……とうなすいて続けた。 「うん、居間に飾ってあったの見つけた時お祖母様だって気付いたけどまさかそんな事情があったなんて………お祖母様…体が弱かったから……。」 幼い記憶の中のお祖母様は体が弱くてベットで休んでいることが多かったけど調子がいいときは車椅子に乗りながら優しくてか細い体でピアノを教えてくれた。