「わしは菜緒さんとその後結婚したものの菜緒さんの心にはずっと君のじいさんがいたんだよ。 体が悪いなりにどうにか皐月が幼い時までは生きてくれたがその後返らぬ人になってしまった。 結局、わしの想いは片思いのままだった。」 写真をみつめる瞳を細めて昔を思い出す皐月のお祖父様をみつめながら俺自身も困惑していた。 まさかお祖父様にそんな過去があったなんて………にわかに信じられなかった。